2023年4月よりスタートした「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」。
このコラムでは、全国各地で開催されている本大会シリーズの大会結果、注目デッキについて紹介する。
ブースターパック第5弾「永劫なる絶傑」によって大きな変化を迎え、様々なデッキタイプの活躍が目立つ現在のゲーム環境、どのようなデッキが好成績を収めているのだろうか。
■へんぴょん選手「童話ビショップ」
オレタン福岡天神店(福岡県)優勝
デッキログコード:2WDCM
5月20日-21日開催のGP千葉で優勝を果たした「童話ビショップ」は、現環境の中心と言っても過言ではないだろう。
『不思議の探求者・アリス』を中心に、『ハンプティダンプティ』や『ブリキの兵隊』などで相手のフォロワーを捌きながらリーダーにダメージを与えていく戦い方が非常に強力だ。
「永劫なる絶傑」で追加された『悪魔のエピタフ』も攻撃において非常に価値の高いカード。
環境の中心となった「童話ビショップ」に他デッキがどのようなアプローチをするのか、注目が集まる。
■めんでぃー選手「コントロールビショップ」
トーナメントセンターバトロコ川越駅前(埼玉県) 優勝
デッキログコード:5KF9P
GP千葉で突如話題を集めた『安息の絶傑・マーウィン』を中心としたコントロールビショップ。
多くの選手が優秀な結果をおさめたこともあり、CSでも大活躍のデッキとなった。
序盤は『ベルエンジェル』や『エンジェルスナイプ』、中盤は『安息の使徒』や『ジャンヌダルク』などで凌ぎつつ、後攻7ターン目以降に『安息の絶傑・マーウィン』を進化させ、最後は『ヘヴンリーイージス』と『守護の陽光』の鉄壁の守りで勝ち切るといったプランは非常に強力だ。
今後の環境においても、必ず意識しなければならないデッキになりそうだ。
■たくみ選手「コンボエルフ」
88ラウンド(高知県) 優勝
デッキログコード:3YW97
GP千葉でTOP8入賞を果たしたエルフも、注目のデッキとなった。
『神秘の番人・スピネ』を中心に、コンボを活用して強力な盤面を作り出せるのが魅力だ。
「天星神話」環境で猛威を奮っていた『キングエレファント』や『白銀の矢』による大ダメージは今環境でも健在だ。
また、【コンボ_5】を達成した『根源への回帰』によって上手くいけば『ヘヴンリーイージス』を場から取り除けるのもGP後の新たな環境に合っているといえるかもしれない。
■野良羊選手「コントロールナイトメア」
デュエルガルドDEKKY401店(新潟県) 優勝
デッキログコード:2DZPK
『沈黙の絶傑・ルルナイ』を中心としたナイトメアも、CSで優勝を果たしている。
相手の手札を減らしながら戦うことができるため、相手のやりたいことを妨げながら、有利な展開を作り出すことができる。
【守護】を持つ『ベルエンジェル』や、能力によるダメージからリーダーを守る『神弓の座天使・リリエル』、相手の手札を減らしながら自分のリーダーの回復ができる『ダークエンジェル・オリヴィエ』など、粘り強く戦っていけるのが心強い。
相手の手札を破壊する強力な戦略はこれからも多くのデッキにとって脅威となるだろう。
5月末のCS環境は、GP千葉の大会結果による影響を大きく受けたと考えられる。
ブースターパック第6弾「絶対なる覇者」の発売まであと約2週間。
残された期間で、現在優秀結果を残しているデッキがさらにブラッシュアップされて環境を我が物とするのか、それとも新勢力が現れるのか、とても楽しみだ。
▼今後のCS開催スケジュールについては、こちらのページをご確認ください