このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Chanpionship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
6月16日(金)にブースターパック第6弾「絶対なる覇者」が発売され、新環境初のCSとなった先週末、どのような構築が活躍したのか、新しい構築が生まれたのか、一緒に見ていこう。
■ルツェ選手「狩人エルフ」
ハリケーンなんば店(大阪府) 優勝
デッキログコード:2VB03
エルフクラスからはタイプ・狩人のカードを多く採用した「狩人エルフ」が優勝した。
「絶対なる覇者」で『クロスボウスナイパー』や『森林の撃砕者』などの低コストで小回りの効く狩人・フォロワーが追加されたことで、『不殺の絶傑・エズディア』がより強く使えるようになったと考えられる。
また、『バイヴカハ』が採用されていることにも注目だ。複数の能力を状況に応じて使い分けることで、デッキの器用さをさらに上げることができるだろう。
■SEW/文月選手「アグロロイヤル」
スミレヤ(香川県) 優勝
デッキログコード:47SYF
ロイヤルクラスからは新LGの『音速の機構・ララミア』と『無敗の剣聖・カゲミツ』を両方採用したデッキが優勝した。
フォロワーが並んでいるほど進化コストが軽減される『音速の機構・ララミア』は、進化後に【疾走】を持つだけでなく、追加コストを払うことで攻撃力と体力を上げることができる点が強力だ。
また、『貴族の舞踏』で『マッハナイト』をデッキから場に出すと【疾走】を持つので、今まで以上に『マッハナイト』を使いやすくなったことにも注目だ。「絶対なる覇者」環境でより攻撃的になったロイヤルに期待したい。
■こたろ選手「超越ウィッチ」
こども楽園(岐阜県) 優勝
デッキログコード:34NZ1
ウィッチクラスからは「絶対なる覇者」の顔となる『陰陽の開祖・クオン』をフィニッシャーに据えた超越ウィッチが優勝した。
『次元の超越』を絡めたときに、以前の『フレイムデストロイヤー』だと1枚で7ダメージだったところが、『陰陽の開祖・クオン』だと1枚で13ダメージ出すことができる点は最も魅力的なポイントだろう。
また『カースエンチャンター』の除去性能も強力で、『次元の超越』をプレイできる7ターン目以降までの繋ぎとして大きな貢献が期待できる。
攻守ともに強力なカードを得た超越ウィッチの今後の活躍が楽しみだ。
■たろう選手「ミッドレンジドラゴン」
パピー弥富店(愛知県) 優勝
デッキログコード:10RHV
ドラゴンクラスからは「絶対なる覇者」収録の『覇道の龍人・ガリュウ』の採用されたデッキが優勝した。
『覇道の龍人・ガリュウ』は進化時にコスト5以下のドラゴン・フォロワーを手札から場に出せることから、『深緑龍の軍師』や『魔導電磁サイ』を並べることで非常に強力な盤面を作ることができる。
『覇道の龍人・ガリュウ』の能力で他のドラゴン・フォロワーに守護を持たせることから、守りにも優れている点が優秀だ。
さらに『銀氷のドラゴニュート・フィルレイン』も採用されている。【覚醒】状態のときに、『銀氷のドラゴニュート・フィルレイン』から『銀氷の吐息』をサーチして相手の守護を突破、さらに『ダークドラグーン・フォルテ』で相手の体力を詰めるといった動きも非常に強力だ。
■けぱ選手「コントロールナイトメア」
TCG/ボードゲームCafe&Bar スターダスト(東京都) 優勝
デッキログコード:5GSDM
ナイトメアクラスからは発売前から多くの注目を集めていた『大妖狐・ギンセツ』の採用されたデッキが優勝した。
『大妖狐・ギンセツ』は9と高い体力を持ちながら、守護を持つ『一つ尾狐』を0コストで大量展開できるため、非常に対処の難しいフォロワーだ。ただでさえ対処が難しいところに、『沈黙の絶傑・ルルナイ』を中心とした相手の手札を破壊する戦法が組み合わさったこのデッキは、非常に相手を悩ませることができるだろう。
「永劫なる絶傑」環境から存在していた『死の祝福』から『イスラーフィール』を場に出す戦法も健在ながら、そこに『大妖狐・ギンセツ』の選択肢も広がったことでよりパワーアップしたナイトメアに注目だ。
■茶々選手「カルラビショップ」
ホビーステーション千葉店(千葉県) 優勝
デッキログコード:6NPYF
ビショップクラスからは『アーツマスター・カルラ』を中心に「絶対なる覇者」で新登場したカードが豊富に採用されたデッキが優勝した。
このデッキには『鋼刃の暗器使い』や『重力の柔術士』など、エンドフェイズにPPを残すことで強力な能力を発揮できるカードが多くあり、能力をうまく使うために『デウスエクスマキナ』や『ブーストキッカー』などエンドフェイズにPPを回復するカードも採用されている。その両方の能力を持つ『アーツマスター・カルラ』はまさに主役と言っても過言ではない。
エボルヴにおいては残ったPPを相手のターンにクイックという形で使えるため、先述のフォロワーたちを守るためにPPを使うこともできる。そのような利点を強く活かせたデッキが優勝を勝ち取ったのだろう。
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