このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
公式大型大会「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Summer 大阪」を目前に控え、ますます盛り上がっている大会シーン。
ブースターパック第6弾「絶対なる覇者」発売以降、超越ウィッチが環境の中心となり続けていたが、今回はどのようなデッキが活躍したのだろうか。一緒に見ていこう。
■マコトニ選手「アマツエルフ」
Fivecard坂戸店(埼玉県) 優勝
デッキログコード:6ZW4Z
『フェアリーブレイダー・アマツ』を中心としたエルフクラスのデッキが優勝を果たした。
『フェアリーブレイダー・アマツ』は元コスト1以下の妖精・フォロワーに【疾走】を付与する能力を持ったカード。『スピリットシャイン』や『ブレスフェアリーダンサー』などで場やEXエリアの『フェアリー』を強化することにより、攻撃力や体力の高い【疾走】フォロワーで相手のリーダーに攻撃をしかけることが可能だ。
また『不殺の絶傑・エズディア』をはじめとした狩人・カードも採用されている。こちらも相手のリーダーの体力を直接削ることができるカードが多く、攻めのプランに大きく貢献すると考えられる。
「超越ウィッチ」に対して攻撃的なアプローチで勝利した「アマツエルフ」に注目だ。
■あざらし選手「アグロロイヤル」
カードショップさくら(茨城県) 優勝
デッキログコード:31RHB
同じく攻撃的なアプローチで優勝を果たしたのが「アグロロイヤル」だ。
「絶対なる覇者」収録の新カード『貴族の舞踏』は、1枚でデッキから多くのフォロワーを場に出すことができる強力なカード。デッキから場に出すことで【疾走】を持つ『マッハナイト』の能力を活かすことも可能だ。
同じく新カードの『音速の機構・ララミア』は場の他のフォロワーの数と同じだけ進化に必要なコストが下がるカード。先述の『貴族の舞踏』で他のフォロワーと一緒にプレイすることができれば、進化コスト無しで進化することも可能だろう。進化後の【疾走】を持った『音速の機構・ララミア』で相手のリーダーを詰めていく動きは非常に強力だ。
【疾走】フォロワーや場の展開力で戦うロイヤルクラスにも注目したい。
■ミミズク選手「侮蔑ドラゴン」
BOOKOFF SUPER BAZAAR 立川駅北口店(東京都) 優勝
デッキログコード:3HZND
ドラゴンクラスから『侮蔑の絶傑・ガルミーユ』を中心とした「侮蔑ドラゴン」の活躍にも注目したい。
『侮蔑の絶傑・ガルミーユ』は進化後に自身がダメージを受けたときに、相手のリーダーかフォロワーに3ダメージを与える能力を持っているため、直接相手のリーダーの体力を詰めていくことが可能だ。
また、『ダークドラグーン・フォルテ』は進化後に【オーラ】を持つ【疾走】フォロワー。クイックで除去されることがほとんどないため、「超越ウィッチ」などのクイックでスペルを構えるデッキには特に強力なカードとなるだろう。
「絶対なる覇者」収録の「滄海の捕食者・沙花叉クロヱ(銀氷のドラゴニュート・フィルレイン)」も相手のリーダーの体力を詰めるプランに貢献する1枚。場にいるときに、「お掃除しちゃうぞ♡(銀氷の吐息)」をプレイできれば、アクト状態の相手のフォロワーを破壊しながら2ダメージを相手のリーダーに与えることができる。
クイックの影響を受けずに相手のリーダーに直接ダメージを与えていくドラゴンクラスも今後注目のデッキとなるだろう。
GP大阪を目前に控え「打倒超越ウィッチ」を掲げたデッキが続々と名乗りを上げ始めた。
環境の中心となっている「超越ウィッチ」か、それとも本日紹介した「対超越ウィッチ」を意識したデッキか、はたまた未だ紹介できていない「新たなデッキ」か、それぞれの選手がどのようなデッキで勝ち上がるか非常に楽しみだ。
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