このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship（以下、CS）」で活躍した注目デッキを紹介する。

公式大型大会「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Summer 大阪（以下、GP大阪）」は「アマツエルフ」の優勝という結果になったが、同週のCSではどのようなデッキが活躍したのだろうか。一緒に見ていこう。

■miyamori選手「アマツエルフ」

カードショップふらっと（大阪府） 優勝

デッキログコード：7AEE9

GP大阪前日に、大阪府で開催されたこちらのCSでも「アマツエルフ」が優勝を果たした。

『フェアリーブレイダー・アマツ』が、強化した『フェアリー』などに【疾走】を付与することも強力ながら、『神秘の番人・スピネ』など【コンボ】ギミックで強力な盤面展開やリソース補充が行えるところも魅力だ。

また、『リノセウス』の採用にも注目したい。『リノセウス』は【進化時】に相手のフォロワーへのダメージか、【疾走】して相手リーダーにダメージを与えにいくかを臨機応変に選択できるカード。【コンボ】を多く達成できるこのデッキで、『リノセウス』は攻守共にゲームメイクに大きく貢献してくれるだろう。

GP大阪もCSも制覇した「アマツエルフ」が新たな環境の中心となるのか、今後に注目したい。

■まつ選手「侮蔑ドラゴン」

カードショップ宴（徳島県）　優勝

デッキログコード：4RM3P

続いてドラゴンクラスから、「侮蔑ドラゴン」の活躍にも注目だ。

『ダークドラグーン・フォルテ』や『侮蔑の絶傑・ガルミーユ』によって相手のリーダーに直接ダメージを与えられることが魅力のこのデッキだが、『覇極』による全体ダメージや『神龍』による回復も強力な点と言えるだろう。

話題の「アマツエルフ」が盤面形成を持ち味とするデッキであることから、盤面対処を行いながら相手のリーダーを詰めることができる「侮蔑ドラゴン」はGP大阪後の新たなメタゲームでより注目を浴びるかもしれない。

■しら選手「コントロールナイトメア」

コミかる堂　伊勢崎店（群馬県） 優勝

デッキログコード：3ZN09

ナイトメアクラスからは受けに回ったアプローチで「コントロールナイトメア」が優勝した。

『狂気の処刑人』は相手の手札を見てから、１枚選んで捨てさせることができるカード。「超越ウィッチ」の『次元の超越』や「アマツエルフ」の『フェアリーブレイダー・アマツ』など、相手の戦術のキーとなる１枚をピンポイントで捨てさせることができるのは非常に強力だろう。

また、『大妖狐・ギンセツ』による【守護】の大量展開や、『アルカード』が１枚で回復と除去と直接ダメージを行うことなど、後半は強力なフォロワーが相手の勝ち筋をどんどん細くしてくれるところも魅力だ。

環境がある程度見えてきた中で、相手のデッキを理解し尽くしたプレイヤーが使う「コントロールナイトメア」は脅威となるだろう。

GP大阪だけでなくCSでも「アマツエルフ」が優勝し、環境に激震が走った。

優勝者のデッキ以外にもGP大阪で好成績を残したデッキが数多く世に広まったことで、CS環境も次のステージに移ることが予想される。次週以降はGP大阪で活躍したデッキが新たな流行を見せるのか、それともさらなる新しいデッキが生まれるのか、非常に楽しみだ。

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