このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
前週は公式大型大会「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Summer 大阪」が開催され、CSでも「アマツエルフ」を中心としたエルフクラスの躍進が見られた週であった。
今週からは「Shadowverse EVOLVE Japan Championship」店舗予選も開催されており、公式大型大会後もまだまだ加熱していく「絶対なる覇者」環境で、どのようなデッキが優勝を果たしたのだろうか。一緒に見ていこう。
■kii選手「侮蔑ドラゴン」
ドラゴンスター神戸三宮店(兵庫県) 優勝
デッキログコード:2BDJ1
前週に引き続き、『侮蔑の絶傑・ガルミーユ』を中心としたドラゴンクラスのデッキが大活躍だ。
今週は特に『バイヴカハ』の採用に注目したい。『バイヴカハ』はGP大阪で上位入賞した選手が多く使用していたことから注目を集めたカード。進化前・進化後ともに3種の能力を状況に応じて使い分けられることが魅力だ。
「侮蔑ドラゴン」においては、相手のリーダーの体力を詰めたり、枯渇しがちなリソースを調整したりといった点で活躍が期待できるだろう。
『バイヴカハ』の採用で柔軟さが高まった「侮蔑ドラゴン」が環境の中心に躍り出るのか。
■Isono選手「童話ビショップ」
TSUTAYAすみや三島店(静岡県) 優勝
デッキログコード:63NNZ
「童話ビショップ」もGP大阪を経て新たなカードの採用に注目が集まっている。
まずは『マイニュ』だ。『マイニュ』は【オーラ】をもつフォロワー。相手の能力で選ばれないことから、特に序盤は場に残りやすく、相手のリーダーへの攻撃などに貢献できるカードだ。さらにスペルを中心としたウィッチクラスのデッキなどには痛い1枚となるだろう。
続いて『スネークプリースト』だ。『スネークプリースト』の強みは1コストで【守護】を持つフォロワーの中でも体力が3である点だ。『エンジェルスナイプ』で倒すことができない体力3 は非常に強力で、相手の勝利ターンを1ターンずらすことさえできるかもしれない。
さらに、先ほど「侮蔑ドラゴン」でも紹介した『バイヴカハ』の採用もチェックしておきたい点だ。
GP大阪を経て、上記のカードが採用された「童話ビショップ」が新たなスタンダードとなるのだろうか。
■cleffa選手「狩人エルフ」
カードショップ竜星のPAO大宮店(埼玉県) 優勝
デッキログコード:54RQZ
エルフクラスからは狩人・タイプのカードを中心としつつ、『キングエレファント』や『白銀の矢』で勝負を決めるデッキが優勝を果たした。
本日紹介した「侮蔑ドラゴン」や「童話ビショップ」など、相手の体力を詰めることが得意なデッキが結果を残している中、こちらのデッキでは『不殺の従者』や『マーベラスサンデー』など回復力に非常に優れたカードが多く採用されている。
回復で相手を勝利から遠ざけながら、『不殺の絶傑・エズディア』などで自分の勝利を近づけていく、もしくは『キングエレファント(EVOLVE)』で一気に大打点を決めて勝利を掴むプランは非常に強力だ。
「アマツエルフ」に注目が集まる中、全く違うアプローチで戦う「狩人エルフ」も見逃せない。
GP大阪の上位入賞者の知見が続々と広まり、環境が新たなステージへと移った。
今まで採用が珍しかった過去弾のカードにも再注目が集まるといった動きもあることから、これからもデッキ構築が次々とアップデートされていくだろう。戦いを通して洗練されていくデッキがどのような形になるのか非常に楽しみだ。
▼今後のCS開催スケジュールについては、こちらのページをご確認ください
https://shadowverse-evolve.com/event/cssupport/
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