このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship（以下、CS）」で活躍した注目デッキを紹介する。

「絶対なる覇者」発売から1ヶ月半ほど経ち、「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2023 Summer 大阪（以下、GP大阪）」、「Shadowverse EVOLVE Japan Championship」店舗予選を経て一層成熟していく「絶対なる覇者」環境で、今週はどのようなデッキが優勝を果たしたのだろうか。一緒に見ていこう。

■シロ選手「超越ウィッチ」

トーナメントセンターバトロコ高田馬場（東京都） 優勝

デッキログコード：7DF6K

今週は『陰陽の開祖・クオン』を中心とした超越ウィッチの優勝に注目したい。

GP大阪以前は『闇魔法の教師・ハインライン』を中心に、7ターン目に『次元の超越』を絡めて勝負を決める型が主流であったが、今回の優勝デッキには『クラシカルソーサラー』の３枚採用で【守護】や回復が重んじられていることが窺える。

「超越ウィッチ」同士の戦いだけではなく、「侮蔑ドラゴン」や「アマツエルフ」、「童話ビショップ」など現環境で活躍が目立っている相手の体力を詰めていくデッキに対して有効な１枚となるだろう。

また、重要なターン直前で相手のキーパーツを流すことができる『新たなる運命』も面白い採用となっている。

GP大阪を経て新たな変化を遂げた「超越ウィッチ」に注目だ。

■Noma選手「アグロナイトメア」

カードボックス広島店（広島県）　優勝

デッキログコード：5368K

【真紅】ギミックをふんだんに活用した超攻撃的なナイトメアクラスのデッキが優勝を果たした。

『欲望の絶傑・ヴァーナレク』は攻撃時に自分のターン中に自分のリーダーの体力が減少した回数だけ、相手のリーダーすべてにダメージを与えることができる強力なフォロワー。さらに自分のリーダーの体力が７のときには攻撃力と体力がともに２上がるので、ピンポイントではあるが上手く調整できればさらに強力な攻めが行えるだろう。

「絶対なる覇者」で登場した『ウールヴへジン・アラガヴィ』も大きく攻めに貢献してくれる１枚だ。

随一の速攻を決める「アグロナイトメア」が成熟した環境を揺るがすキーとなるのだろうか。

GP大阪を経て、エルフクラスやドラゴンクラスが台頭する中、「超越ウィッチ」が新たなチューニングで優勝を果たした。

「絶対なる覇者」環境も終盤に近づいているが、環境には採用枚数の変化や新たな採用カードが見られ、日々デッキは変化を遂げている。

残すところ1ヶ月を切った「絶対なる覇者」環境で、カードの新たな可能性が生まれることに期待したい。

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