このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。 「アイドルマスター シンデレラガールズ」環境も3週目。タイトル構築「アイドルマスター シンデレラガールズ」をはじめ、様々なデッキがブラッシュアップされていく中、今週はどのようなデッキが活躍したのだろうか。一緒に見ていこう。
■Nth_リグゼ選手「アナスタシアデレマス」
flat-工房 秋葉原店(東京都)優勝
デッキログコード:64G7X
『アナスタシア』を中心とした強い盤面で戦う「デレマス」のタイトル構築が優勝を果たした。
『アナスタシア』は自分のターンにカードをプレイしたとき、3枚目ならPPを2回復、5枚目なら場のフォロワー全てを強化するカード。プレイ枚数が重要になるため、1コストのカードが多く採用されていることにも注目だ。
特に『橘ありす』は場のデレマス・フォロワーが3枚以上ならデッキから元コスト1のスペルかアミュレットを1枚手札に加えることができるため、1コストのカードを多くプレイするために大活躍の1枚となるだろう。
さらに『喜多見柚』の【レッスン】を使用すれば、『橘ありす』を手札に一度戻して、プレイ枚数をさらに稼ぎながら新たな1コストのカードを手札に加えることもできそうだ。
『アナスタシア』を中心に1コストのカードが活躍する「デレマス」のタイトル構築に注目だ。
■まあ選手「侮蔑ドラゴン」
TCGshop193大須店(愛知県)優勝
デッキログコード:1WS1K
『侮蔑の絶傑・ガルミーユ』などの侮蔑・カードを中心としたドラゴンクラスのデッキも優勝を果たした。 特に注目したいカードは『原初の竜使い』だ。『原初の竜使い』は自分の場に3コスト以下のドラゴン・フォロワーが場に出たときに相手の場のフォロワー1体に2ダメージ、相手のリーダーに1ダメージを与えるカード。「デレマス」のタイトル構築や、「アマツエルフ」など盤面を強くして戦うデッキが多い環境では強力な1枚となるだろう。
『原初の竜使い』のコストが3であるため、『鷺沢文香』のファンファーレ能力でデッキから場に出せる点も優秀で、同時にコスト1の『銀氷のドラゴニュート・フィルレイン』を出して、相手のフォロワーを1体止めつつ、『原初の竜使い』の能力で他のフォロワーに対処することも可能だろう。
盤面勝負で勝って、バトルにも勝利するドラゴンクラスの戦術に期待が高まる。
■かいちょー選手「超越ウィッチ」
BOOKOFF SUPER BAZAAR 広島段原店(広島県)優勝
デッキログコード:5TN8M
前環境で環境の中心となっていた「超越ウィッチ」が、今環境でも優勝を遂げた。
『陰陽の開祖・クオン』は墓場の陰陽師・カードやスペルの数だけプレイする際のコストが下がるカード。0に近いコストでプレイしつつ、『次元の超越』と合わせて勝負を決める動きが非常に強力だ。
ここで注目したいのは『一ノ瀬志希』だ。『一ノ瀬志希』はファンファーレ能力でデッキの上3枚を見て1枚をEXエリアに置きつつ、残りを墓場に置くフォロワー。墓場を貯めつつ、『陰陽の開祖・クオン』や『次元の超越』などのキーカードを探すことが可能だ。さらに起動能力では、手札を捨てながら相手のフォロワーに5ダメージ与えることができるので、盤面に対処しながら墓場をさらに貯めることもできる。
新たなカードが多数登場した今環境で、前環境の顔がどのように戦っていくのか注目したい。
今回も新たなデッキの登場や、既存のデッキタイプの変化が多く見られた。 前環境では採用されることが少なかったカードが新たに注目されるといったことも少なくなく、研究対象が新カードだけではないということを改めて考えさせられる週となった。 次回はどのようなデッキが活躍し、どのようなカードに焦点が当たるのか、非常に楽しみだ。
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