このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
10月27日にブースターパック第7弾「森羅鋼鉄」が発売され、CSは新環境に突入。
新カードを採用したデッキがどのように活躍を見せているのだろうか、一緒に見ていこう。
■はやて選手「自然ロイヤル」
TSUTAYA 富士八幡町店(静岡県)優勝
デッキコード:3N874
「森羅鋼鉄」収録の自然・カードを中心としたロイヤルクラスのデッキが新環境初週から早速結果を残した。
デッキの核をなすのは『王たる光・ベイリオン』と『森の姫・ミストリナ』の2枚だ。
『王たる光・ベイリオン』は進化時にデッキの上4枚を見て自然・カードを2枚までEXエリアに置くことができるリソース補充に長けたカード。『森の姫・ミストリナ』はファンファーレ能力で『輝ける剣撃』を墓場からプレイして相手のフォロワーに対処するだけでなく、場の『ナテラの大樹』を2枚アクトすることで、【疾走】を持つ自身の攻撃力を3も上げながら、リーダーの体力を2回復することができる「除去」「回復」「攻め」をすべて1枚で担う強力なカードだ。
「自然ロイヤル」は安定したリソースと、万能なエースカードで戦う非常に強力なデッキだろう。
「森羅鋼鉄」環境でこれからどのように活躍していくのか目が離せない。
■kamu選手「機械ウィッチ」
トーナメントセンターバトロコ 札幌大通(北海道)優勝
デッキコード:4JDVQ
「森羅鋼鉄」収録の機械・カードを中心としたウィッチクラスのデッキも優勝を果たした。
こちらも新たに登場した『蒼の反逆者・テトラ』と『アイアロンの支配者・ベルフォメット』を核とするデッキだ。
『蒼の反逆者・テトラ』は進化後にEXエリアの機械・カードをプレイする際のコストを1少なくするだけでなく、ターンごとに4回まで機械・カードをプレイするたびに相手の場のフォロワー1体に1ダメージ与えるという強力な能力を持っている。『リペアモード』などコスト1のカードをコスト0でプレイしながら相手の盤面を捌くことも可能だ。さらに相手のターンにも継続して能力がはたらくため、コスト0のカードをクイックで構えると相手は非常に戦いづらいだろう。
『アイアロンの支配者・ベルフォメット』はデッキの上5枚から、機械・フォロワーをコスト6以下になるように場に出しつつ、ターン終了時にさらに攻撃力と体力を上昇させるフォロワー。一気に強力な盤面を展開して勝負を決めにいける1枚だ。
中盤までは『蒼の反逆者・テトラ』で盤面の有利を取りつつ、終盤には『アイアロンの支配者・ベルフォメット』で勝負を決める「機械ウィッチ」にも注目していきたい。
■sakana選手「童話エルフ」
竜星の嵐 名古屋店(愛知県)優勝
デッキコード:4HA2A
「森羅鋼鉄」で追加されたのは機械と自然のカードだけではない。
新たに追加された童話・カードを採用した「童話エルフ」も優勝という成績をおさめた。
注目は「森羅鋼鉄」で追加された『奇妙な帽子屋』と『チェシャキャット』の2枚だ。
『奇妙な帽子屋』は場に他の童話・カードがあればファンファーレ能力で、デッキから好きな童話・カードをEXエリアに置くことができるフォロワー。【疾走】させるためにEXエリアから場に出したい『ビューティ&ビースト』をデッキから確実に連れてこられるようになった点は「童話エルフ」において革命とも言えるだろう。
また『チェシャキャット』は場に出たときに相手のフォロワーかリーダーに1ダメージを与え、手札以外から場に出たときは2ダメージを与えるカード。こちらは『不思議の探求者・アリス』でEXエリアに置くと強い1枚となるほか、獣・タイプであることも活かし『コスモスファング』の能力でデッキから直接場に出しても強いフォロワーとなっている。さらに起動能力で童話・カウンターを2つ置くことができる能力は、『ビューティ&ビースト』とも相性が良いだろう。
新カードで新たな戦略を得た既存弾のカードの活躍にも注目だ。
「森羅鋼鉄」環境が開幕し、早速機械・カードや自然・カードを中心とした新たなデッキの活躍が目立った。
また、「童話エルフ」など既存のデッキも新カードによって活躍を見せている。
他にも本日紹介しきれなかったが、タイトル構築「アイドルマスター シンデレラガールズ」のデッキなど今まで活躍していたデッキの入賞も数多くあり、さまざまなデッキの可能性を感じる週となった。
来週以降、どのように各デッキが研究され、環境が変わっていくのか非常に楽しみだ。
▼「森羅鋼鉄」新カード採用おすすめデッキはこちら
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