このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
1月も最終週となり、来月の「Grand Championship 2024 Spring 仙台」も間近に迫るなか、今週はいったいどのようなデッキが優秀な成績を残したのだろうか。一緒に見ていこう。
■てぃーぶん選手「人形エルフ」
ドラゴンスター日本橋2号店(大阪府)優勝
デッキコード:1G3HN
「人形エルフ」が今週も破竹の勢いで優勝を果たした。
「次元混沌」環境を象徴するデッキともいえる「人形エルフ」は今週もさまざまな工夫が見られた。
こちらのデッキで注目したいのは『ソードエンジェル・エフェメラ』の採用だ。『ソードエンジェル・エフェメラ』は条件を満たせば、攻撃力3の【指定攻撃】と【突進】を持つフォロワーとなる。スタンド状態のフォロワーに対処する術が少ない「人形エルフ」にとって重要な役割を果たすことができるだろう。『オシャレ女王・ネルシャ』と組み合わせて対処できる範囲を広げられる点もポイントだと言える
工夫を凝らして最前線を走り続ける「人形エルフ」に注目だ。
■らぐ♪。選手「機械ビショップ」
トレカショップ竜のしっぽ布施店(大阪府)優勝
デッキコード:41EH0
「次元混沌」で新登場した『聖騎士・ヘクター』採用の「機械ビショップ」が優勝を果たした。
『聖騎士・ヘクター』はコスト2以下のビショップ・フォロワーを墓場から場に出し、起動能力でそれを強化することができるフォロワー。【疾走】を持つ『アメシストレオ』を出すと強力なのはもちろん、「機械ビショップ」の序盤の要となっている『鉄腕の修道女』や『マシンファルコン』も選択肢とすることが可能だ。
『アメシストレオ』と『マシンファルコン』で相手の体力を詰めるもよし、『鉄腕の修道女』で守りを固めるもよし、両方選ぶもよしで状況に合わせた戦略をとることができるだろう。
新たな力を手に入れた「機械ビショップ」にも注目したい。
■モカ選手「庭園ドラゴン」
TSUTAYA 光吉店(大分県)TOP8
デッキコード:55HQ0
『鳳凰の庭園』を軸とした「庭園ドラゴン」からも活躍の報告があがっている。
『鳳凰の庭園』はお互いのプレイヤーのメインフェイズが来たときに、デッキの上1枚を見て、その中のフォロワー1枚をコストを支払うことなく場に出すことができるカード。
「次元混沌」収録の『タルトマン』は『鳳凰の庭園』を確実にデッキから探すことができる上に、『鳳凰の庭園』から場に出たときも状況に合わせた強力なカードをデッキから探すことができる点が強力だ。
他にも『サハクィエル』の能力で『イスラーフィール』や『フラム=グラス』を場に出して相手の盤面を一掃しながら、回復やリーダーへの攻撃ができるなど強力な組み合わせが多く採用されている。
「次元混沌」環境で選択肢の広がった「庭園ドラゴン」にも注目だ。
環境の顔となりつつある「人形エルフ」を中心に人気のデッキすらも環境に合わせて形を変えるなか、それぞれのプレイヤーがそれぞれの視点でカードの強みを活かしてデッキを構築している「次元混沌」環境。
来週はどのようなプレイヤーがどのようなデッキで活躍するのか、非常に楽しみだ。
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