このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship（以下、CS）」で活躍した注目デッキを紹介する。

「Japan Championship 2024」開催目前、そして「Spring Cup 2024」の開催も発表され、競技シーンが急加熱している「光影の二重奏」環境。今週はどのようなデッキが活躍したのだろうか。一緒に見ていこう。

■べるて選手「ヘクターナイトメア」

TSUTAYA伊奈店（埼玉県）優勝

デッキコード：30CLU

ナイトメアクラスから『魔将軍・ヘクター』を中心としたデッキが優勝を果たした。
『魔将軍・ヘクター』は【ネクロチャージ_10】で墓場のコスト2のナイトメア・フォロワーを場に出し、強化できるフォロワー。さらに場のナイトメア・フォロワーがすべて【突進】を持つことができる。『レッサーマミー』を出せば相手リーダーへのダメージ、『パンプキンヘッド・クリス』や『パンクデビル・デモニア』を出せば強固な盤面形成をすることが可能だ。
相手に合わせてコスト2のフォロワーを使い分けられる点が非常に魅力的といえるだろう。
『魔将軍・ヘクター』を軸にコスト2のフォロワーが大活躍するデッキに注目だ。

■ユニ選手「秘術ウィッチ」

オレタン福岡天神店（福岡県）優勝

デッキコード：6ED68

今週も全国各地で「秘術ウィッチ」の活躍が見られた。
強力な【土の秘術】の能力で戦うデッキだが、今回注目したいのは『エンジェルバレッジ』の採用だ。
『エンジェルバレッジ』はクイックを持ち、相手の場のフォロワーすべてに1ダメージを与えるスペル。体力1の『フォレストバット』を多く並べる「吸血鬼ナイトメア」などへの強力な一手となることはもちろん、

いぶし銀の活躍が期待される『エンジェルバレッジ』を始め、「秘術ウィッチ」が今後どのようなカスタマイズをされていくのか、今後も目が離せない。

■信者選手「自然ロイヤル」

フルコンプPLAYERS CENTER札幌駅前店（北海道）TOP8

デッキコード：1QD9S

「自然ロイヤル」からも、新カードを採用した新たな装いでの活躍が見られた。
注目のカードは『スパルタクス』。『スパルタクス』は自分のエンドフェイズが来たとき、自分の手札を好きな枚数捨て、その数＋1枚のカードを引き、自分のデッキが1枚以下なら、自分はこのバトルに勝利する。という非常に特徴的な能力を持っているフォロワーだ。「自然ロイヤル」では『ナテラの大樹』の能力でデッキを掘り進めるスピードが元々早いことから、今までのプランはそのままに、『スパルタクス』による特殊勝利も目指すことができるようになったと考えられる。
新たな勝利への道を手に入れた「自然ロイヤル」にも注目だ。

有力なデッキが全体の認識として固まってくる中、メタに合わせたカードの採用や、新たなアプローチから勝利を目指すデッキの開発が見られた。より競技的に加熱する「光影の二重奏」環境がどのように動いていくのか、非常に楽しみだ。

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