このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
先日開催された「Shadowverse EVOLVE Japan Championship 2024(以下、JCS)」では「秘術ウィッチ」と「吸血鬼ナイトメア」が優勝した。これによって競技シーンにどのような変化が起きたのか。一緒に見ていこう。
■◆かくたす選手「狩人エルフ」
88ラウンド(高知県)優勝
デッキコード:4LFMS
まず頭角を表したのが「狩人エルフ」だ。
「秘術ウィッチ」や「吸血鬼ナイトメア」のような、強力な盤面で戦うデッキに対してカウンターを仕掛けられるようだ。
『不殺の狂信者』は条件を達成することで相手フォロワー1体の攻撃力を-4するフォロワーだ。相手の場を弱くするだけではなく、攻撃力の下がったフォロワーで1面埋めさせることで5面を満足に使わせない戦略も立てられるだろう。
デッキには自分の場のカードを手札に戻すカードも採用されているため、1度場に出した『不殺の狂信者』を出し直すことも可能だ。
テクニカルな動きで環境を翻弄する「狩人エルフ」の活躍に今後も期待したい。
■アリベデルチ!選手「機械守護ビショップ」
BOOKs ながしま(群馬県)TOP8
デッキコード:6J4JC
次に注目したいのが「機械守護ビショップ」だ。
『高垣楓』はファンファーレ能力で相手フォロワー1体を消滅させることができるフォロワーだ。「秘術ウィッチ」や「吸血鬼ナイトメア」はもちろん、墓場を利用する多くのデッキにこのカードが突き刺さるだろう。
また、『唯我の一刀』にも注目したい。このカードは相手の元のコスト4以下のカードを破壊する。『エンシェントアルケミスト』のような体力が高く対応が難しいフォロワーや、『天狐の社』のような場にあるだけでゲームを勝ちに近づける強力なアミュレットも破壊できる。
環境に合わせた柔軟なカスタマイズで「機械守護ビショップ」がどのような変化を続けるのか楽しみだ。
■kaito選手「ミッドレンジロイヤル」
ドラグーン博多(福岡県)優勝
デッキコード:7C0FW
JCSではTOP8に残った「ミッドレンジロイヤル」も活躍を見せた。
コスト1のフォロワーが10枚も採用されており、抜群の安定感を誇るデッキのようだ。
『疾風怒濤』や『音速の機構・ララミア』といった、自分の場にフォロワーが多いと強くなるカードも採用されており、コスト1のフォロワーで攻める戦略とマッチしているだろう。
ここで注目したいのは『ロイヤルセイバー・オーレリア』の採用だ。
『ロイヤルセイバー・オーレリア』は相手の場にカードが3枚以上あれば攻撃力+2/体力+2して、【オーラ】を持つフォロワーだ。「秘術ウィッチ」や「アミュレットビショップ」のような、アミュレットを主体としたデッキに対して非常に高いカウンター性能があると考えられる。
環境と共に速度を変えて攻め続ける「ミッドレンジロイヤル」にも注目だ。
今週はJCSで活躍したデッキや、それに対してガードを上げた構築が多く見られた。
「光影の二重奏」環境も中盤に差し掛かる中、さらなる進化を遂げるデッキがどれだけあるのか。
非常に楽しみだ。
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