このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship（以下、CS）」で活躍した注目デッキを紹介する。

折り返し地点を迎えた「光影の二重奏」環境だが、今週もユニークなデッキの活躍が見られた。
早速見ていこう。

■アクセル選手「リーシェナウィッチ」

TSUTAYA光吉店（大分県）準優勝

デッキコード：6RJGY

まずは「リーシェナウィッチ」を紹介しよう。

このデッキは『破壊の絶傑・リーシェナ』をはじめとしたアイドル・カードでリーダーの体力を高く保ち続けるコントロールデッキだ。

ここでは『ギガントキマイラ』の採用に注目したい。

『ギガントキマイラ』は【スペルチェイン_30】で相手リーダーと相手のフォロワーすべてに30ダメージを与える非常に強力なフォロワーだ。

しかし、このデッキに採用されているスペルは19枚と【スペルチェイン_30】を達成するためには少し工夫が必要になってくる。

そこで『次元の魔女・ドロシー』と『無貌の魔女』の採用に注目したい。

『次元の魔女・ドロシー』が場にいると【スペルチェイン】を数える際、墓場のスペルとウィッチ・フォロワーを合計できる。

また、『無貌の魔女』はファンファーレ能力でデッキが残り5枚になるまで引くことができるので、そのターンのエンドフェイズに手札上限で大量のカードが墓場に送られるだろう。

次のターンに『次元の魔女・ドロシー』を出すと、墓場に溜まった大量のウィッチ・フォロワーによって【スペルチェイン_30】が達成され、『ギガントキマイラ』が相手リーダーに30ダメージを叩き込むだろう。

1枚採用の『神秘の指輪』で、デッキに『ギガントキマイラ』を仕込むこともできそうだ。

コントロールデッキ同士のゆったりとしたゲームで『ギガントキマイラ』がある安心感は計り知れないだろう。

■ゆーま選手「アグロロイヤル」

ドラゴンスター日本橋2号店（大阪府）優勝

デッキコード：5QQ48

次に紹介したいのが「アグロロイヤル」だ。

『ウォードッグ』が採用された、非常に攻撃力の高い構築になっている。

『ウォードッグ』は自分の場に指揮官・カードがあるなら、ファンファーレ能力で相手リーダーに2ダメージを与えるフォロワーだ。

このデッキでは『ペルセウス』、『空の指揮官・セリア』、『アックスプリンセス』といったコスト1の指揮官・フォロワーが9枚採用されている。

1ターン目に指揮官・フォロワーを出しておいて、2ターン目に『ウォードック』を出すことで相手リーダーに2ダメージ与える動きも可能だ。

また、『紫電の黒豹』のファンファーレ能力で墓場から『ウォードッグ』を出した際にも2ダメージが飛ぶので、様々な場面で『ウォードッグ』が活躍しただろう。

■すたーだすと選手「吸血鬼ナイトメア」

カードボックス津店（三重県）優勝

デッキコード：7KF2L

最後に紹介するのは3月31日に開催されたゆいっこCSで優勝した「吸血鬼ナイトメア」だ。
『夢のささやき』はコスト3以下の相手のフォロワー1体を破壊する。
「秘術ウィッチ」の『エンシェントアルケミスト』や「吸血鬼ナイトメア」の『吸血姫・ヴァンピィ』など、序盤は対処が難しいフォロワーへの回答となっているだろう。
また、『夢のささやき』はクイックを持っていることから『ブラッドクイーン・ヴァンピィ』や『エレメントシャーマン・ライリー』といった強力な【疾走】フォロワーを対処するのにも一役買ってくれそうだ。
ゆいっこCSには公式アンバサダーのゆいっことRiowhも参加した。
ゆいっこは5月12日に開催される「Shadowverse EVOLVE 佐賀選手権 2024 Summer」にも登場を予定している。
こちらの大会もどんなデッキが活躍するのか楽しみだ。

「光影の二重奏」環境のコラムも残すところあと2回。
環境も終盤に差し掛かる中、まだまだユニークなデッキが活躍する気がしてならない。
来週のCS結果も楽しみだ。

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