このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
6/28(金)にコラボスターターデッキ「聖域の騎士団」「黙示録の炎」とコラボパック「カードファイト!! ヴァンガード」が発売され、早速各地でヴァンガードの活躍が報告されている。
「カードファイト!! ヴァンガード」タイトル構築では、通常構築と違い、ゲーム開始時から場にある【スタートアミュレット】と、特定のフォロワーの【攻撃時】に誘発する「ドライブチェック」が勝負の鍵を握るだろう。
環境初週に選手たちがどのような構築を披露したのか。さっそく見ていこう。
■kaito選手「ロイヤルパラディン」
オレタン福岡天神店(福岡県) TOP8
デッキコード:1STFF
「ロイヤルパラディン」は展開と除去が得意な王道ミッドレンジデッキだ。
『騎士王 アルフレッド』は、【進化時】能力でデッキからコスト3以下のロイヤルパラディン・フォロワーを場に出すことができ、『ブラスター・ブレード』を出した際の出力には目を見張るものがある。
『ブラスター・ブレード』は能力で場に出た際にファンファーレ能力で進化し、【進化時】能力で相手のフォロワー1体に場のロイヤルパラディン・フォロワーの2倍のダメージを与える除去の要だ。
このコンボの特徴は『騎士王 アルフレッド』が【ツインドライブ】を、『ブラスター・ブレード』が【シングルドライブ】を持っているので、ただでさえ強力な行動にドライブチェックが最大3回ついてくる点だ。
序盤から終盤まで隙の無い「ロイヤルパラディン」に注目だ。
■あず。選手「ペイルムーン」
トレカショップ竜のしっぽ 姫路店(兵庫県) TOP8
デッキコード:4V6FP
「ペイルムーン」は消滅領域を利用する珍しいデッキで、最終的には『銀の茨の竜使い ルキエ』の着地を目指す。
『銀の茨の竜使い ルキエ』は、ファンファーレ能力で消滅領域から3体のペイルムーンフォロワーを場に出す超展開カードで、状況に応じて出すフォロワーを選べる対応力の高さが魅力的だ。
強力な動きとしては、『パープル・トラピージスト』を出すと、『パープル・トラピージスト』のファンファーレ能力で『銀の茨の竜使い ルキエ』に【疾走】を付与できるので、そのまま攻撃して【ツインドライブ】まですることができる。
序盤の『パープル・トラピージスト』はファンファーレ能力で自分の手札1枚を消滅させながら1枚引けるので、準備のカードとしても優秀だ。
相手の消滅すらも自分の糧にする「ペイルムーン」に注目だ。
■ショック選手「シャドウパラディン」
フルコンプ仙台駅前店(宮城県) 優勝
デッキコード:2KWDT
「シャドウパラディン」は墓場にシャドウパラディン・カードを貯めながら『ファントム・ブラスター・ドラゴン』で攻めていくデッキだ。
『ファントム・ブラスター・ドラゴン』は、コスト3で【疾走】【ツインドライブ】という破格の性能を持つフォロワーだが、プレイする際のコストとして場のシャドウパラディン・フォロワー1体を墓場に送る必要があり、一見手札消費が激しそうにも見える。
その問題を解決するのが『ファントム・ブラスター・オーバーロード』だ。
『ファントム・ブラスター・オーバーロード』は、墓場にシャドウパラディン・カードが15枚以上ある状態で『ファントム・ブラスター・ドラゴン』を場から墓場に置くとPPを支払わずにプレイでき、ファンファーレ能力で相手のフォロワー1体を破壊しながら3枚引いて失った手札を再補充できる。
途切れない攻め手と強力な除去が魅力の「シャドウパラディン」から目が離せない。
新カードが発売され、同時に「カードファイト!! ヴァンガード」環境も幕を開けた。
まずはヴァンガードが新カードの威力を見せつけたが、旧環境で活躍したデッキたちも黙ってはいないだろう。
さらには7月27日に控える「Shadowverse EVOLVE Grand Championship 2024 Summer 静岡」に向けてどのように環境が動いていくのか。
新環境から目が離せない。
▼その他のCS結果については、こちらのページをご確認ください。
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