このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
ブースターパック第11弾「宿命の弾丸」環境が早くも2週目に突入。
荒野デッキたちの活躍はとどまるところを知らず、続々と各地から勝利報告が飛び込んできている。
新登場の荒野デッキを中心に、今週も「宿命の弾丸」環境を撃ち抜く注目の3デッキを紹介する。
■ななさ選手「荒野ドラゴン」
竜星のPAO町田店(東京都)優勝
デッキコード:7S09X
今回まず紹介したいのはこの「荒野ドラゴン」だ。
新カードの『烈覇のアルチザン・レジー』はファンファーレ能力によって、自分の墓場から元のコスト2以下の荒野・フォロワー1枚を場に出すことができる。このデッキでは元のコスト2以下の荒野・フォロワーが18枚も採用されているため、序盤からフォロワーを大量展開することができそうだ。
荒野・フォロワーが多いということは、それだけデッキが乗物・カードの恩恵を受けられるということでもある。乗物・カードで各種荒野・フォロワーを強化しながら、場に『燎火のレンチスミス』が出ていれば、さらに除去まで狙うことができる。
盤石な体制で迎えた終盤には『アジ・ダハーカ』や『断罪者・シルヴィア』といった大型のフォロワーで勝利を掴みに行くことができるだろう。
「宿命の弾丸」環境を駆け抜ける「荒野ドラゴン」の今後に期待したい。
■poi選手「荒野ナイトメア」
トーナメントセンターバトロコ札幌大通(北海道)準優勝
デッキコード:5VE8D
続いては「荒野ナイトメア」を紹介したい。
「荒野ナイトメア」を中心として、多くのナイトメアデッキで採用されるようになっている新カード『カオスルーラー・アイシィレンドリング』は、ファンファーレ能力で『魔導列車』を場に出すことができる。この『魔導列車』は先週紹介した『魔導四輪車・V』同様、「操縦」できる荒野・乗物・アミュレットだ。
『魔導列車』は【攻撃時】、アクト状態の相手の場のフォロワー1体を破壊しながら、自分のリーダーの体力を+2でき、『カオスルーラー・アイシィレンドリング』自身が、相手の場のフォロワーをアクトする能力を複数持っているため、2枚合わせて高い除去性能と回復性能を有しているのだ。
『ストレイホロウ・イルガンノ』のラストワード能力で効率よく墓場のカードを増やし、ロングゲームに持ち込むことができれば、『《恋人》・ミルティオ』や『昏く淀む者・タルタロス』などの強力なフィニッシャーがゲームを制圧することになるだろう。
高い人気を誇る「荒野ナイトメア」の動向にも注目だ。
■来栖りんさん1本で。選手「超越ウィッチ」
カードボックス玉島店(岡山県)優勝
デッキコード:5T6MF
活躍を見せるのは荒野デッキだけではない。進化を続ける「超越ウィッチ」も優勝報告が飛び込んだ。
ブースターパック第10弾「Gods of the Arcana」環境でチェス・カードと手を組んだ「超越ウィッチ」は今弾、新たな戦力として『水晶の魔剣士』を迎え入れた。
『水晶の魔剣士』は【進化時】、自分の手札のウィッチ・スペル1枚をEXエリアに置き、そのターン、それをプレイする際のコストを-3する、という破格の性能を持っている。『チェックメイト』はもちろん、『真実の宣告』や『次元の超越』もコストを軽減してプレイできるため、デッキとして更なる火力アップが期待できそうだ。
長く愛され続ける「超越ウィッチ」、新環境でも変わらぬ強さを発揮してくれることに期待したい。
今月は9月21日(土)、9月22日(日)に「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2024 Autumn 千葉(以下、GP千葉)」が控えている。
2週にわたり、荒野デッキを中心とした上位入賞デッキを紹介してきたが、これらのデッキがGP千葉へ向けてどのような進化を遂げるのか、今から楽しみで仕方がない。
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