このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
荒野・カードを中心とした新デッキの活躍が多くみられる「宿命の弾丸」環境。
一方で、前週に紹介した「超越ウィッチ」のような、以前から人気のあるデッキも新カードによる強化を受けているようだ。
今週はそんな新カードの獲得で更なるパワーアップを遂げたデッキを中心に紹介していく。
■きど選手「自然ロイヤル」
デュエルキング(静岡県)TOP4
デッキコード:3RV6H
今週まず初めに紹介するのは「自然ロイヤル」。
「自然ロイヤル」は「かげろう」や各種コントロール系のデッキに対抗するため、「カードファイト!! ヴァンガード」環境の頃から『スパルタクス』や『《世界》・ゼルガネイア』の採用が見られはじめていた。
「宿命の弾丸」で追加された『カースドクイーン・ナハト・ナハト』は『タイラントオーダー』で大型フォロワーの対処が可能な上、『ナハトの私兵』によってデッキを引き進めることもできるため、今の「自然ロイヤル」の動きにとてもマッチしているといえるだろう。
コントロール系のデッキが増える環境では、変わらず注目の1デッキとなりそうだ。
■くろいろ選手「ヴィンセントウィッチ」
イエローサブマリン京都(京都府)TOP4
デッキコード:2DEV3
※デッキ内容に誤りがあり、修正いたしました
続いて紹介するのは「ヴィンセントウィッチ」。
これは新デッキではあるが、以前に紹介したことのある「川島瑞樹デレマス」に近いコンセプトを持っている。
新カードの「ピースキーパー・ヴィンセント」は【進化時】に、自分の墓場にあるカードの元のコストの種類数が3種類以上なら、自分のリーダーの体力を+3。6種類以上なら、1枚引く。9種類以上なら、相手の場のフォロワーすべてに9ダメージ。12種類以上なら、相手のリーダーすべてに12ダメージという能力を持っている。
最大値の12種類という条件を達成するため、1から10コストのカードの他に、0コストの『ジャッジメントワード』や12コストの『次元の超越』、15コストの『陰陽の開祖・クオン』が採用されている。そして、『開闢の予言者』や『レヴィールの保安官補』など、デッキを引きながら墓場を増やすことができるカードによって、効率よく墓場へカードを送ることができるようになっている。
新感覚の注目デッキ「ヴィンセントウィッチ」、これからの活躍に期待したい。
■ダイズ選手「吸血鬼ナイトメア」
GIRAFULL 広島ドンキ店(広島県)優勝
デッキコード:1SUWM
今週3つ目の紹介デッキは「吸血鬼ナイトメア」。
デッキの大枠は従来の「吸血鬼ナイトメア」とあまり変わらないが、やはり注目したいのは『カオスルーラー・アイシィレンドリング』の採用だ。『フォレストバット』の展開力やそれに伴う回復性能はそのままに、『魔導列車』をゲームプランに組み込むことでより長期戦を視野に入れた戦い方ができそうだ。
また、『大ツルハシの骸』もトークン・フォロワーである『フォレストバット』を多用する「吸血鬼ナイトメア」と相性が良く、『デッドペナルティ』と合わせてデッキの除去性能を大きく押し上げてくれていることだろう。
根強い人気を誇る「吸血鬼ナイトメア」の今後にも要注目だ。
ブースターパック第11弾「宿命の弾丸」環境は3週目を迎え、各地のCSでは荒野デッキ、荒野・カードを中心とした幅広いデッキが活躍を見せている。
そして来週末は遂に「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2024 Autumn 千葉(以下、GP千葉)」が開催される。
GP千葉を目前に、どのようなデッキが登場するのか、またこれまで紹介してきたデッキがどのような変化を見せるのか、環境の変動から目が離せない。
▼その他のCS結果については、こちらのページをご確認ください。
https://www.bushi-navi.com/event/result/list?game_title_id%5B%5D[]=6&limit=10&offset=0
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