このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2024 Autumn 千葉」を終えた翌週、
9月27日(金)には、スペシャルパック「シーサイド・メモリーズ」が発売された。
夏の装いに目を引かれる一方、新カードによって強化を受けたデッキのCS上位入賞報告が多数届いている。
その中から今回は「荒野ロイヤル」、「万華の鳳凰ドラゴン」、「吸血鬼ナイトメア」をチェックしていく。
■かにけん選手「荒野ロイヤル」
ビデオ100徳島藍住店(徳島県)TOP8
デッキコード:7H07P
1つ目のデッキはこちらの「荒野ロイヤル」。
新カードから『不思議な青空・アリス』と『晴天の銀騎士・エミリア』が採用されている。それに合わせてか、これまでよく見られた「荒野ロイヤル」とは異なり、『レイジーナイト・ネラン』や『フローラルフェンサー』が採用されている点も特徴的だ。
『レイジーナイト・ネラン』はそのファンファーレ能力で、元のコスト2以下の童話・フォロワーをデッキから場に出すことができる。これにより『不思議な青空・アリス』のファンファーレ能力によって、相手の場の元のコスト4以下のフォロワー1体をEXエリアに置くことが可能だ。
また、『晴天の銀騎士・エミリア』は起動能力によって、手札かEXエリアから元のコスト2以下の兵士・フォロワーを場に出すことができ、さらに自分の場に兵士・フォロワーが出るたび、相手の場のフォロワー1体に3ダメージを与える能力を持っている。
新カード2種によって展開と除去を両立しやすくなった「荒野ロイヤル」の今後に注目だ。
■ライブラオーラ選手「万華の鳳凰ドラゴン」
ドラゴンスター池袋店(東京都)TOP4
デッキコード:4CA09
2つ目は「万華の鳳凰ドラゴン」。
「万華の鳳凰ドラゴン」は『竜の託宣』や『竜喰らう禁忌』を使ってPP最大値を増やし、『万華の鳳凰』から強力なカードの早期展開を目指すデッキだが、今回入賞したデッキには『水辺のニンフ・シャロン』が採用されていた。
『水辺のニンフ・シャロン』はファンファーレ能力でPPを5回復することができる。そのため、『万華の鳳凰』のファンファーレ能力によって『水辺のニンフ・シャロン』をEXエリアに置いた場合、コストの軽減とともにプレイすることで『万華の鳳凰』で使用した分のPPをすべて回復することができる。
また、『水辺のニンフ・シャロン』が起動能力でチョイスできる内容も豊富で、状況に応じた柔軟な対応が可能になっており、派手な動きを見せる「万華の鳳凰ドラゴン」の潤滑油のような役割を果たしてくれるだろう。
様々なデッキでの採用が検討できる『水辺のニンフ・シャロン』の今後の活躍に期待したい。
■なっつ選手「吸血鬼ナイトメア」
遊ING浜町店(長崎県)TOP8
デッキコード:1BTYH
3つ目はこの「吸血鬼ナイトメア」。
デッキのほとんどが吸血鬼・カードで構成されており、シンプルな構築に見える。
このデッキで注目したいポイントは、やはり新カードの『熱き夜・クイーンヴァンパイア』だ。
『熱き夜・クイーンヴァンパイア』はファンファーレ能力で相手のフォロワー1体に4ダメージを与えることができるほか、自分の場の他の吸血鬼・カードが3枚以上なら、自分のエンドフェイズに相手のリーダーに3ダメージを与えながら、自分のリーダーの体力を+3できる能力を持っている。
デッキ内の吸血鬼・カードの割合を多くすることで、自分の場に吸血鬼・カードを揃えやすくなっていることだろう。求められる条件は他の吸血鬼・カードが3枚以上なので、場残りの良い『吸血鬼の古城』や、コスト2で大量展開を狙える『貴き血牙』の採用もポイントだ。
環境内に一定の存在感を示し続ける「吸血鬼ナイトメア」、今後も無視はできないデッキのひとつとなりそうだ。
スペシャルパック「シーサイド・メモリーズ」が発売され、美麗なイラストかつ強力な能力を持った新カードが登場した。
新カードによる強化は最新のデッキタイプに限らず、これまで登場した幅広いデッキが恩恵を受けているようだ。
新たに始まった「シーサイド・メモリーズ」環境の動向から目が離せない。
▼その他のCS結果については、こちらのページをご確認ください。
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https://shadowverse-evolve.com/event/cssupport/
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