このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
スペシャルパック「シーサイド・メモリーズ」の発売から1週間が経ち、登場した新カードは続々とデッキに採用され、そして入賞も果たしているようだ。
今週は新カードを採用した上位入賞デッキから特に注目したいデッキとして、「童話エルフ」、「学院ウィッチ」、「アミュレットビショップ」の3つをチェックしていく。
■なつくら選手「童話エルフ」
トーナメントセンターバトロコ新浜松駅前 TOP8
デッキコード:5N3JV
1つ目のデッキは新カードの『揺蕩う意志・スピネ』と『不思議な青空・アリス』が採用された「童話エルフ」だ。
『揺蕩う意志・スピネ』はファンファーレ能力によって、重要なサーチや除去の手段となる『奇妙な帽子屋』や『フラワープリンセス』を使いまわすことができるため、デッキの切り札である『ビューティ&ビースト』のプレイまでを安定して繋いでくれることだろう。
『不思議な青空・アリス』については、もちろん童話・タイプがついているため、『森の音楽隊』や『奇妙な帽子屋』など他の童話・カードによってEXエリアに置くことも容易く、ファンファーレ能力の条件を満たした強力な運用が可能になるだろう。
このデッキでは『遺物の番人・ルチル』も採用されており、EXエリアを多用する「童話エルフ」との相性の良さがうかがえる。『ビューティ&ビースト』だけでは足りない打点も『神秘の遺物・スピネ&ルチル』で補うことができそうだ。
強力な新カードによって強化された童話デッキたちの活躍にも期待したい。
■文明の利器選手「学院ウィッチ」
カードベース ジャブロー(新潟県) TOP4
デッキコード:53HA9
2つ目は「学院ウィッチ」を紹介する。
このデッキには新カードの『あどけない飛沫・プリス』が採用されていた。
『あどけない飛沫・プリス』はファンファーレ能力でデッキの上5枚からコスト3以下の魔法使い・フォロワーと魔法使い・スペルをEXエリアに供給、そしてコストを軽減するという破格の能力を持っている。また、魔法使い・カードをプレイするたび、相手のフォロワー1体に2ダメージを与えることも可能だ。
この能力を最大限生かす目的か、『真実の宣告』と『精神統一』も採用されており、従来の「学院ウィッチ」から攻守ともに強化されたデッキとなっていそうだ。
『魔術の始祖・マナリア』の強力なコスト軽減に加えて、中盤以降も怒涛の勢いで魔法使い・カードを駆使する「学院ウィッチ」、今後の動向からも目が離せそうにない。
■あでう選手「アミュレットビショップ」
BOOKOFF港北綱島西店(神奈川県) TOP8
デッキコード:18FCD
今回最後に紹介するのはこちらの「アミュレットビショップ」。
新カードには『砂浜の調べ・リテュエル』が採用されている。
『砂浜の調べ・リテュエル』はこのターン、自分のリーダーの体力を+4以上していたなら、ファンファーレ能力で相手のフォロワー1体を破壊、そして1枚引くことができる。強力な効果だが、このカードの一番のポイントはそれがコスト1で可能だというところだ。
今回の「アミュレットビショップ」であれば、『《世界》・ゼルガネイア』のファンファーレ能力や、『明転の牝鹿・ケリュネイア』の【進化時】能力が1枚で条件を達成できる。また、『祈りの燭台』が場にある状態でアミュレットと『ダークオファリング』をプレイすることでも、『砂浜の調べ・リテュエル』のファンファーレ能力の条件を達成することが可能だ。
新たな除去手段とリソース供給手段を同時に得た「アミュレットビショップ」が今後、どこまで環境をコントロールすることができるのか楽しみにしたい。
スペシャルパック「シーサイド・メモリーズ」から登場した新カードはそれぞれ、確かな活躍を見せていることが確認できた。
強力な新カードが強化をもたらしたデッキは、これまで紹介してきたデッキ以上に数多く存在していることだろう。
「シーサイド・メモリーズ」環境は次が最終週。上位入賞報告にも期待が高まる。
▼その他のCS結果については、こちらのページをご確認ください。
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https://shadowverse-evolve.com/event/cssupport/
▼「Ranking Battle」の詳細については、こちらのページをご確認ください。