このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
「黒鉄の侵略者」環境も終盤、「Shadowverse EVOLVE Japan Championship エリア予選」や「Shadowverse EVOLVE Grand Championship 2024 Autumn 千葉」など、大きなイベントが開催される中、全国のCS結果からも興味深い報告が届いている。
今回はその中でも、新カードの追加によって強化されたデッキに焦点を当ててチェックしていく。早速見ていこう。
■あんどうあんど選手「獣エルフ」
カードボックス福山店(広島県) 優勝
デッキコード:2GE51
まず注目するのはこちらの「獣エルフ」。
『優美な猫姉妹・シャム&シャマ』や『揺蕩う意志・スピネ』の追加でこれまでも着実に力をつけてきた「獣エルフ」は、今回『森を彩る者・エルフクイーン』と『無窮の輝石・カーバンクル』を得たことでさらにデッキパワーを向上させたようだ。
序盤の行動として『森を彩る者・エルフクイーン』の選択肢が加わったことで、フォロワーの取り合いにおいて優位を取りやすく、中盤以降も『無窮の輝石・カーバンクル』から得られる『カーバンクルの煌めき』と『キングエレファント』の組み合わせによる高いフィニッシュ性能を持ち、デッキ全体としてかなりの強化になっているといえるだろう。
追加されたエルフクラスの新カード、今後その汎用性の高さにも注目したい。
■栞選手「アグロロイヤル」
TCG shop193 秋葉原店(東京都) 優勝
デッキコード:4Z0VH
「アグロロイヤル」も上位入賞を果たしていた。
場にフォロワーを複数用意できるカードが多く、『音速の機構・ララミア』、『白と黒の決闘』といったカードでの決着を狙う「アグロロイヤル」だが、今回のデッキには『スカイセイバー・リーシャ』と『黄昏の刃・ナノ』の採用が見受けられた。
『黄昏の刃・ナノ』は自分の場に『スカイセイバー・リーシャ』がいる限り、【指定攻撃】を持ち、『スカイセイバー・リーシャ』は自分の場の『黄昏の刃・ナノ』が進化したとき、『トワイライトソード』1枚をEXエリアに置くか、自分のリーダーの体力を+2するかをチョイスできる。リーダーの体力を増やしながら相手の場のフォロワーに対処し、自分の場にはスタンド状態のフォロワーを残すことができるといった点で、このデッキのゲーム展開に貢献するカードとなっていそうだ。
■せっけん選手「ヴィンセントウィッチ」
ドラゴンスター池袋店(東京都) TOP8
デッキコード:12MU1
「ヴィンセントウィッチ」の上位入賞報告も届いている。
「ヴィンセントウィッチ」の「黒鉄の侵略者」における一番の強化ポイントはやはり『鋼鉄の魔獣・レガロア』の追加だ。
自分の墓場にあるカードの元のコストの種類数を主に参照するこのデッキでは、元のコストとして新たな数値を持つ新カードの存在が大きく、『鋼鉄の魔獣・レガロア』の登場によって安定性の向上を図ることができるだろう。
そしてコストの種類ごとの採用カードにも個性の出るこのデッキ、今回は元のコスト6のカードとして『キングスノーマン』が1枚採用されていた。場に出すことができれば、荒野ロイヤルをはじめとした元のコスト3以下のフォロワーがメインのデッキに対して、強烈に突き刺さる対策カードとなることだろう。
今回は機械デッキや自然デッキ以外にも、「黒鉄の侵略者」の新カードによって強化されたデッキが確かな成績を残していると確認できた。
追加されるカードによって、これまでの愛用デッキにどのような強化を組み込むことができるのか、そんな思考を巡らせることもカードゲームの楽しみのひとつといえるだろう。
CS含め、各種イベント結果も参考に、どのようなデッキが次に活躍を見せるのか楽しみで仕方がない。
▼その他のCS結果については、こちらのページをご確認ください。
https://www.bushi-navi.com/event/result/list?game_title_id%5B%5D[]=6&limit=10&offset=0
▼今後のCS開催スケジュールについては、こちらのページをご確認ください
https://shadowverse-evolve.com/event/cssupport/
▼「Ranking Battle」の詳細については、こちらのページをご確認ください。