このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2024 Winter 京都(以下、GP京都)」の開催から1週間、その影響は大きく、全国各地のCSでも「アグロウマ娘」や「スペルウマ娘」など、GP京都で活躍したデッキの上位入賞が相次いで報告されている。
タイトル構築「ウマ娘 プリティーダービー」デッキが勢力を拡大する一方、その波を押しのけCS上位入賞を果たしたクラス構築デッキもいくつか報告が挙がっている。
今回はそんなCSで上位入賞をしたクラス構築デッキに注目し紹介していく。
■なるなる選手 「スパルタクスロイヤル」
フルコンプ八王子店(東京都) TOP4
デッキコード:4G0Y8
1つ目はロイヤルクラスから「スパルタクスロイヤル」を紹介する。
「スパルタクスロイヤル」はリーダーダメージを狙うよりも、デッキを引き進め『スパルタクス』の能力によって勝利することに重きを置いたデッキとして知られており、これまでもコントロール寄りのデッキに対して強く戦うことのできるデッキとして根強い人気を誇っていた。
このデッキには新カードの『アストンマーチャン』が3枚採用されており、【出走時】能力による除去手段としての運用に加え、コスト1という低コストを活かして盤面に出しておきやすい点も魅力だ。また、『アストンマーチャン』はその【出走時】能力によって場を離れることから『記憶の軌跡』とも相性が良く、より効率的に『スパルタクス』での勝利を目指すことができそうだ。
ロングゲームを狙うデッキの多い環境では優位に立ちやすい注目の1デッキだ。
■キジウマ選手 「学院ウィッチ」
ビデオ100徳島藍住店(徳島県) TOP8
デッキコード:2WJPW
「学院ウィッチ」も上位入賞を果たしていた。
デッキとしてはGP京都でもTOP8入りするという結果を残していた「学院ウィッチ」だが、今回のデッキには新カードの『シュヴァルグラン』が採用されていた。
『シュヴァルグラン』は相手の場のフォロワー1体に2ダメージというシンプルながら使いやすい【進化時】能力を持ち、さらにそのダメージを与えたフォロワーが破壊されれば1枚引き自分の手札1枚を捨てることができる。学院・カードではない『シュヴァルグラン』だが、手札を捨てる効果によって墓場の学院・カードを増やすことができ、デッキのコンセプトと相性の良い1枚として採用価値が高いと言えるだろう。
■ダンセル選手 「荒野ナイトメア」
トーナメントセンターバトロコ札幌大通(北海道) TOP8
デッキコード:2RT4L
最後はナイトメアクラスから「荒野ナイトメア」を紹介する。
ブースターパック第13弾「暗黒降誕」からは『人外魔境・クリストフ』が、EXコラボパック「ウマ娘 プリティーダービー」からは『エアシャカール』が追加されており、デッキとして着実に力を伸ばしている「荒野ナイトメア」。
『人外魔境・クリストフ』はファンファーレ能力によって、デッキの切り札である『カオスルーラー・アイシィレンドリング』を墓場からコストを踏み倒して場に出し、さらに【守護】を持たせることができる強力なフォロワーだ。
『エアシャカール』は『ブラスター・ダーク』との選択にもなる枠だが、【出走時】能力によって『ジェンティルドンナ』の除去を目指すことができる点や、今回は採用されていないものの強力な新カードである『ドゥラメンテ』とエボルヴデッキの『にんじん』を共有できる点など、クラス構築においても優れた採用価値を持つ1枚として要注目のカードだ。
EXコラボパック「ウマ娘 プリティーダービー」の新カードはクラス構築のデッキにも様々な形で採用され、環境に大きな影響を与えていることが再確認できた。
GP京都の開催とシリアルナンバー入り・描き下ろしイラストの『スペシャルウィーク』配布もあり、CSは全国で大きな盛り上がりを見せている。
多くの参加者がこれまで以上に優勝へ焦点を当てて参加することで、環境はどのような変化を見せるのか、今月のCS結果にも要注目だ。
▼その他のCS結果については、こちらのページをご確認ください。
https://www.bushi-navi.com/event/result/list?game_title_id%5B%5D[]=6&limit=10&offset=0
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https://shadowverse-evolve.com/event/cssupport/
▼「Ranking Battle」の詳細については、こちらのページをご確認ください。