このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
ブースターパック第14弾「夢幻の饗󠄀宴」から1週間が経過し、宴楽デッキを中心とした様々なデッキが活躍を見せている。
CSで上位入賞をしたデッキの中には個性的なデッキや、宴楽デッキでも採用カードからこだわりを感じられる構築が数多く存在した。
注目のデッキを早速見ていこう。
■ノス選手 「宴楽エルフ」
トーナメントセンターバトロコ川崎駅前(神奈川県) TOP4
デッキコード:41W9L
まずはこちらの「宴楽エルフ」から紹介したい。
「宴楽エルフ」は主に『化かし女将・ホズミ』の起動能力を使い、元のコスト7以下のフォロワーをより早いターンで場に出し、強力な盤面を作り出すことで勝利を目指すデッキだ。
このデッキには『化かし女将・ホズミ』から出すカードとして『森の巫女・パメラ』が採用されており、より早いターンから除去と盤面の強化が両立して狙えるように構築されていた。
盤面の強化という点では『四季の化身』の採用も特徴的だ。自分のエンドフェイズが来るたびに、場のフォロワーを強化する能力を持っていることから、『化かし女将・ホズミ』とともに相手へ除去を強要するような圧力のあるカードとして活躍しそうだ。
■えるは選手 「宴楽ビショップ」
カードショップ@ほ~む。熊本店(熊本県) TOP8
デッキコード:2660Q
宴楽デッキからもうひとつ、「宴楽ビショップ」を紹介する。
ビショップクラスの宴楽・カードには自分のリーダーの体力を+したときに働く能力を持つものや、狂信・タイプを参照するものが存在している。今回採用されていた『エイラの祈祷』や『淀みの神父』といったカードは宴楽・タイプを持たないものの、「宴楽ビショップ」の基本的なギミックと相性が良く、盤面の強化や除去といった面で勝利へ貢献してくれそうだ。
『千箔百面ノ邪神』と同様にフォロワーを展開しながら自分のリーダーの体力を+できるカードとして、『〔夜風に舞うは祈りの花〕メジロアルダン』を中心としたメジロ家・フォロワーも採用されており、攻守ともに優れた活躍を見せてくれることだろう。
■葵選手 「アグロビショップ」
ハリケーンなんば店(大阪府) 優勝
デッキコード:45MK2
最後はこちらの「アグロビショップ」を紹介する。
このデッキには、元のコスト2以下のフォロワーが数多く採用されており、『ルナールの聖騎士』や『希望導く聖乙女・ジャンヌ』の【進化時】能力、『メルティングシュガー・セリーナ』のファンファーレ能力が、有効に働きやすくなっている。
また、「カード名に『ジャンヌ』を含むフォロワー」や魔王・カードが複数採用されている点も特徴的だ。それぞれ、『希望導く聖乙女・ジャンヌ』と『双極の生命・フラム=グラス』のファンファーレ能力や起動能力の条件を満たすことに繋がり、相手への急襲を仕掛けることができるだろう。
じっくりとした展開が主流の環境では、こういった攻撃的に駆け抜けるデッキにもチャンスがありそうだ。
今週も宴楽デッキを中心に全国各地のCSで活躍を見せた注目のデッキを紹介してきた。
そして今週末はついに「Shadowverse EVOLVE Japan Championship 2025」が開催となる。
2024年度を締めくくる大会で誰がShadowverse EVOLVEの頂点に立つのか、要注目だ。
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