このコラムでは、全国各地で開催されている「Shadowverse EVOLVE Championship(以下、CS)」で活躍した注目デッキを紹介する。
ブースターパック第14弾「夢幻の饗󠄀宴」環境の到来から約1ヶ月が経過した。
宴楽デッキが一定のシェアを占める中、どのようなデッキが活躍し、優秀な成績を残しているのか。
早速確認していきたい。
■さいとうたけし選手 「セッカエルフ」
BOOK OFF SUPER BAZAAR 甲府貢川店(山梨県) 準優勝
デッキコード:7WAEJ
まずはこちらの「セッカエルフ」から紹介する。
『宿命の狐火・セッカ』を採用したデッキは多数存在しているが、今回のような「セッカエルフ」は『九火石炎・セッカ』で攻撃することをメインプランに据えていることが多い。しかしこの「セッカエルフ」には『《吊るされた男》・ローフラッド』という珍しいカードが採用されていた。
『《吊るされた男》・ローフラッド』は能力ダメージを受けず、能力によって破壊されないという能力を持っており、対処するには交戦して順当に体力を減らすか、消滅させるなどの手段が要求される。これらの手段を持ち合わせていないデッキにとっては、『《吊るされた男》・ローフラッド』の放置を余儀なくされるため、その間に『オシャレ女王・ネルシャ』や『四季の化身』が『《吊るされた男》・ローフラッド』の攻撃力と体力を増強するというコンボが完成してしまうことだろう。
相手に合わせて戦い方を切り替えることのできる魅力的なデッキだ。
■MITO選手 「レヴィオンロイヤル」
ホビーステーション 津田沼(千葉県) 準優勝
デッキコード:21Y00
こちらの「レヴィオンロイヤル」も今回、上位入賞を果たしていた。
「レヴィオンロイヤル」は墓場にレヴィオン・カードを集め、『レヴィオンシスターズ登場!』や『雷滅卿・アルベール』のスペックを存分に発揮させながら勝利を目指すデッキだ。
今回のデッキには新カードから『華の大将・タケツミ』と『ブレイズフレア・マーズ』のLG2種が採用されていた。前述の通り、「レヴィオンロイヤル」は墓場の枚数が増えやすいデッキであるため、『華の大将・タケツミ』のアドバンス起動能力の条件を満たしやすい。また、『レヴィオンの副団長・マイム』や『レヴィオンの見習い・ルネス』など、序盤からフォロワーを進化させる場面も多く、『ブレイズフレア・マーズ』のラストワード能力から場に出る『炎将の二槍』との相性も良いと言えるだろう。
『炎将の二槍』の起動能力をプレイし、『レヴィオンセイバー・アルベール』や『雷滅卿・アルベール』に【攻撃時】能力を持たせることで、これまでにない大ダメージを狙うこともできるだろう。
■かきあげ選手 「アグロウマ娘」
コミかる堂 高崎店(群馬県) 優勝
デッキコード:3L536
最後に3月15日開催の「CS Spring Challenge in 群馬(2025)」で優勝を飾った「アグロウマ娘」を紹介する。
登場以来、活躍を続けている人気のデッキタイプだが、今回の「アグロウマ娘」は『サクラローレル』の採用が特徴的な点だと言えるだろう。
『サクラローレル』はファンファーレ能力で相手の場のフォロワー1体に4ダメージを与えることができる。また、起動能力では自身の攻撃力と体力を+2して【守護】を持った上で、自分のリーダーの体力を+2できる。『〔マチタン☆アドベンチャー〕マチカネタンホイザ』の【出走時】能力から場に出す選択肢としてかなり強力な行動となっていそうだ。
『マーベラスサンデー』のファンファーレ能力で他の強力なウマ娘・カードを使いまわすプレイも、最近の「アグロウマ娘」ではよく見られる動きとなっており、当初と比較して環境の変遷を感じさせる構築となっていた。
3月29日に開催される「Shadowverse EVOLVE Grand Championship 2025 Spring 群馬」での活躍にも期待したい。
1ヶ月ほど経つ『夢幻の饗󠄀宴』環境では、宴楽デッキだけでなく、様々なデッキが新カードを構築に組み込みながら、着実に力を伸ばしている様子が見受けられる。
今後のCS大会でも更なる環境の変化や新たな注目デッキの登場に期待したい。
▼その他のCS結果については、こちらのページをご確認ください。
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